足半(あしなか)の話2019/05/25
カテゴリー: ブログ
naturally代表の南方和美です。
足半(あしなか)をご存知でしょうか?
鎌倉時代から戦後まで履き続けられた草履で、江戸時代には飛脚が履いて走っていました。
西郷どん(西郷隆盛)も足半を履いていますね⬇︎⬇︎
大きさが足の半分ほどしかないので履きにくそうに見えますが、実際は足にぴったり密着し動きやすい。
今のように舗装されていない時代は道を歩くだけでバランスが必要でしたが、船の上で作業する人から農作業・戦で激しく動き回る武士たちにも好まれたそうです。
昔の方に愛されてきた足半は靴の文化と共に姿を消し、現在は長良川の鵜飼い伝統の履物として履かれているくらいだと聞きました。
私は足ゆびをしっかりと意識できる草履・足半をトレーニングの道具として使っています。
特に浮き指の方には概ね良好なトレーニング効果が出ます。
マラソン愛好家の方には裸足もしくは足半、あるいは藁草履を履いて砂浜を走っていただきますが、これがなかなか好評で「持久力がついた」と喜びの声が続々。
私自身も裸足または足半でクライアント様と芦屋浜を走るのですが、自分を分析してみて納得したことがあります。
自然に前傾姿勢になり足ゆびをきっちり使うと太ももが上がりにくい。
ここが大きなポイント!!太ももをあげるためのエネルギーを激しく消費しないのです。
なるほど!だから持久力がつくんだ。
だから足半を履いていた飛脚は長い距離をひたすら走れたんだな。
自分の身体でどんどんと証明できていく今、トレーナーとして更に成長させてもらっている手応えを感じています^ ^
カテゴリー: ブログ