共立建設株式会社　セミナーご報告。 | 健康経営コンサルティングのnaturally

共立建設株式会社　セミナーご報告。2018/11/16

カテゴリー：ブログ

naturally 代表の南方和美です。

共立建設（株）執行部役員企画総務部長様に初めてお会いしたのは3ヶ月前、地球の沸騰を感じた真夏でした。
「健康に関するセミナーをお願いします」
私の目を真っ直ぐに見て、力強くご依頼くださった熱意に意識の高さを感じ、建設関係の皆様にとってより良い健康リテラシー啓発ができるように考え抜いた結果、今回は「睡眠」というテーマに決定しました。

研修会場はトレードピア淀屋橋。
元は日商岩井の本社で1976年にBCS賞を受賞した由緒正しきビルです。

講義（30分）はSleep of good quality 〜良質の睡眠について〜

18枚のスライドを作成しながら自分の気持ちに気づく。
私が伝えたいことはこんなことだったのだと。本当にやりたかったことってこんなことだったのだと。
企業研修だから本来は睡眠不足が起こす経済的損失ついて話すことが重要であろう。
睡眠不足による生産性の低下で約3兆円、欠勤や遅刻や交通事故などの産業事故で約5000億円、医療費を加えると総計約5兆円の経済的損失（精神・神経科学振興財団と日本睡眠学会の共同研究）があるなど、数字根拠を明らかにすることが企業研修にとって大切なことだと理解しています。
でも、私はそれよりも先ずは自分を大切にして欲しい、睡眠とは栄養摂取と同じくらい生物にとって大切なことだから「睡眠という休息手段を獲得してきた進化の過程」「良い睡眠とは時間ではなく質」「運動による良質の睡眠獲得理論」をしっかり組み込んでスライドを作りました。
労働者が健康でいることで生産性は自ずと向上します。
社会保障費軽減も、そして経済効果も、全ては健康体質日本が実現すると可能。まさに副産物なのです。
四当五落。惰眠を貪る。
寝る間も惜しんで仕事することが美徳とされてきた日本の文化、それが身体を蝕んでいる事実や、睡眠の質をあげるヒントを話すと身を乗り出して聞いてくださる方も多く「睡眠」の問題は本当に大きいのだと改めて感じました