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広がってきたコンコーダンス2020/05/20

カテゴリー: トピック

naturally代表の南方和美です。

最新の研究や良心的な臨床を行っている有識者の中では、既に患者の気持ちやライフスタイルと医療との調和をめざすコンコーダンスが広がっていると聞きました。

コンコーダンス「調和」「一致」の意

数年前からコンプライアンス→アドヒアランスの転換が強く主張されていました。

コンプライアンスとは「医療専門職の治療計画や指導に服従する」
アドヒアランスとは「患者の服用への積極的な参加」で、服薬を必須の行動と正当化し、患者さんは熱心に服薬すべきだという考えです。

一方、英国で生まれたコンコーダンスは「患者さんが元来持っている価値観やライフスタイルを基準とする」

噛み砕いて表現すると「服薬厳守は絶対ではなく、患者さん自身が自分の人生・生活に対して服薬が利益をもたらすと判断したとき、本人の意思決定で薬を飲む」でしょうか。

病気になったとき、あるいは病気になりそうなとき、誰かの判断に任すのではなく自分自身で考えて決める。
一人ひとりの価値観やライフスタイルを大切に考えてくれるコンコーダンス概念の到来、素晴らしいですね。

さて、いつも相談に乗ってくださる日本医師会の羽鳥裕先生が「COVIT-19 有識者会議」をシェアしてくれました。

あらゆる分野の医師や研究者が新たな知見に基づき、活発に意見交換をしている!!
日進月歩の医療は、このような熱心な方々の情熱によって構築されているのでしょうね。
敬意を表します。

Stay at homeを基本にしながら、naturallyも仕事を再開しました。

5/18 AM:筑波大学の田中喜代次名誉教授と共に芦屋市役所で「健幸華齢な街 ASHIYA 実現に向けて」会議。
先ずは市民公開講座でドラッグリテラシー(服薬の知識)の啓発を実現します。

5/18 PM:凸版印刷×大阪貨物運輸健康保険組合プロジェクトの打ち合わせ。

 
専門チームと力を合わせて頑張っています!みんなに出逢えてよかった〜

 

5/18 PM:医療関係者に向けてのオンラインセミナーが始まりました。


現在は医師会や大学病院医学部の看護師さんに「骨盤底筋exercise」を提供していますが、整形外科医も興味を示してくれていて医療機関で広がっていきそうです。

今後はオフラインとオンラインを上手に使い分けていきたいな!

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