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日本フットケア・足病医学会の地方会に参加して。2024/10/06

カテゴリー: トピック

naturally代表の南方和美です。

人生の中で忘れられない出逢いがあります。
そりゃ57年も生きてきたのですからあって当然ですよね。
また逢いたい… ただ通り過ぎるだけでもいい、言葉を交わせなくても目が合うだけでもいい、もっと言えば、姿をみることができなくても確かにその人を感じられる場があればいい。

私にとってイオンドクターの嶋田社長がそんな方でした。

嶋田社長のお人柄と、イオンドクター自然な温かさが大好きで、この商品を必要とする方に知ってほしくて紹介してきました。
イオンドクターに救ってもらった人は多く「先生、教えてくれてありがとうございます」って感謝していただきます。
もちろん私自身もずっと使っていますし、私の家族も愛用しています。

全国津々浦々どんな場所でも快く足を運んでくださり、丁寧に商品の説明をしてくれる、そんなお人柄が大好きだった嶋田さん。

訃報を聞いたのは今年の春でした。

生前の嶋田さんがよく話してくれた静岡の花田先生。
「いつも勇気をもらっています、感謝しているんです」という言葉をよく聞いていたので、日本フットケア足病医学会 東海・北陸地方学術集会の大会長をなさると知り、本能的に花田先生に連絡をしている私がいました。

「南方さんのことは嶋田さんから聞いていましたよ。学会にいらっしゃいませんか?」

花田先生の言葉に「この学会にきっと嶋田さんも来るはず」と思い、直ぐに参加申込をしました。

https://confe4.jfcpm-th.org
〜Let’s make it happen!足を守る先にあるもの〜
 

以下、大会長のご挨拶。

17年前、フットケア学会で「下肢救済」の概念を知ってから、「足を守りたい」と思い、それを追求してきました。
多くの患者さんと出会う中で、「歩行を守り、命を守る」ことの価値を知りました。
そして今では、患者さんの抱く願いを実現できるようにすることが、フットケアや下肢救済の真の目的ではないかと考えるようになりました。
そのためには、患者さんに必要なことを、取り巻く環境に応じて、適切なタイミングで行う必要があります。さらには、生活の場・日常診療の場・専門病院間における治療スパイラルが途切れないことも重要で、多職種のチームワークや連携が不可欠です。

初めてお逢いした花田先生は嶋田さんの話通りの方でした。
柔らかい雰囲気の中にしっかりと筋が通っている強さを感じる女性医師。

この学会では多くの学びをいただきました。
私達、非医療者が知らないことがまだまだあり、常にアップデートが必要だと反省することができました。
それでも、医療の中に予防・未病の概念が自然に浸透していることや、これからの時代に必要な調和といいましょうか…西洋医学と東洋医学の良いところがバランスよく融合されていることを実感し、花田先生の挨拶にあったように多職種のチームワークや連携が不可欠であると痛感することができた学会でした。


ランチョンセミナーで聴いたJ-Workout 伊佐代表の話は涙が止まらず大変でしたが、素晴らしい活動をされているトレーナーがいると知り刺激をいただきました。


足靴革命で一緒に活動をしていた塩之谷先生。
私、ずっと身を乗り出して講義を聴いていました。理由は「困っている人に寄り添い、真剣に解決を見つけていく医師としての執念」を感じたからです。
先生とは長いお付き合いをさせてもらっているけど、こんなにじっくりと話を聴いたことなかった…私の中で硬くなっていた何かが柔らかくなっていくのを感じました。


足のトリセツで有名な菊池先生とスポーツナースの土山さやかさん♡


足靴革命で一緒に活動していた門野先生と再会。
淡路島プロジェクトの話は前向き検討でお願い致します!
話が進んだら奈良にご挨拶に行きますね。


フィラピーの石松さん。
日本フットケア足病医学会や透析学会など、フィラピーは引っ張りだこですね。
この温かさは、嶋田さんのイオンドクターと共通すると感じます。
フィラピーは医療的ケアとして、イオンドクターは日々のセルフケアとして、どちらも必要だな〜って。

天国の嶋田さんへ。
朝4:30に起きて静岡県まで行こうと決めたのは、会場に嶋田さんが来ていると思えたからです。
花田先生にやっと逢うことができましたよ。
あなたから聞いていた通り、愛が深くて公平でステキな女性医師でした。

嶋田さんと私をつなげてくれたスポーツナースのさやかちゃん。
ご結婚されたことは、きっと嶋田さんはご存じないまま天国に逝かれましたね。
ますますキラキラ感が増していたのは公私ともに充実しているからだと感じました。

嶋田さんから頂いたものが多すぎて、どう恩返ししたらいいのかわかりません。
でも「恩返し」なんて言ったら、嶋田さんはこう言うに決まっています。

〜恩返しなんて要りませんよ。南方さんを必要だと思う人に、南方さんの力で幸せにしてあげてください。それを見ることが嬉しいです〜

嶋田さん、ありがとう!

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