ヒールのトラブルを予防・改善しましょう。2024/10/02
カテゴリー: 女性の健康
naturally代表の南方和美です。
ヒールのトラブル相談をよく受けます。
健康経営を業にしているので、特にキャリアウーマンでどうしても勤務時はヒールでないといけない女性からの相談です。
外反母趾や浮き指、タコ・魚の目・ハンマートゥ。
靴を履くだけでも痛いという状態は「歩行」なんて出来やしないですよね。
ヒールは足が綺麗に見えるしセクシーでかっこいいので、私自身もフォーマルな場面で使います。
ですが日常はスニーカーです。
さて、
人は歩くときに脛の筋(以下:前脛骨筋)を60%以上も使っていることをご存知でしょうか?
前脛骨筋はココ
私たちは椅子から立ち上がる際も前脛骨筋をしっかり使い、その興奮を上手に大腿四頭筋に伝えて立位になります。
つまり、前脛骨筋は立ち上がるときから歩行中にかけて「身体活動中」には使えて当然の筋、いえ、使うべき筋なのです。
ところで、前脛骨筋がしっかり使えている(収縮している状態)とは、どんな時だと思いますか?
正解は「つま先を上げた」状態の時です。
ところがヒールを履くとどうでしょう?その逆ですね。踵が上がっている状態です。
そう考えるとヒールを履いているときは「前脛骨筋収縮」ではなく「前脛骨筋弛緩」になるのです。筋は収縮することが仕事なのに、ずっと休んだままだなんて….あらま、大変。
何かにつまずいて転びそうになった時にストーパーの役目をしているのも前脛骨筋なので、その機能がうまく使えないとするといとも簡単に転んでしまうことは想像できるはずです。
だから、スポーツ医科学の最先端アメリカでは、女性の未来に起こりうる転倒というリスクを20年も前から唱えているのです。
ニューヨークのワーカーがスニーカーで通勤し職場でヒールに履き替えるということは納得できます。
それ以外にも足腰から全身に及ぶ健康被害が続出しているから大変。
http://ashitoshinzo.com/2019-3-10-1/?fbclid=IwAR09CpETX-LIghxixiiriVl1CvXespTV8ZNqTgskkTI3OCiMROfxpImviP8
「でも、どうしてもヒールじゃないと仕事にならない!」
そういうクライアント様に私がご提案しているのが、トゥレイズというセルフケア法です。
1時間ヒールを履き続けたら30回を3セットしましょう(わずか1分です)
東京都港区にある知り合いのモデル事務所では、知識豊富な指導者がヒールウォーキングするモデル達に必ずトゥレイズさせます。
エクササイズによって活性化された前脛骨筋や長母指伸筋は、裏側にあるヒラメ筋や腓腹筋を程よくストレッチすることになるので美しい下腿三頭筋を手に入れることができます。
身体のしくみを知ってるか、知らないか、では未来が違います。
きちんとした知識を得て、気づいた時に予防改善方法を実践してみましょうね♡
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