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ヒールのトラブルを予防・改善しましょう。2019/10/02

カテゴリー: 女性の健康

naturally代表の南方和美です。

今年の3月に記事にさせてもらったヒールの記事。
かなり反響があり多くの質問をいただいたので、再記載させていただきますね。

ヒールのトラブル相談をよく受けます。
特にキャリアウーマンで、どうしても勤務時はヒールでないといけない職業の方が多い。
外反母趾浮き指、タコ・魚の目・ハンマートゥ
靴を履くだけでも痛いという状態は「歩行」なんて出来やしないですよね。

ヒールは足が綺麗に見えるしセクシーでかっこいい。
私自身もヒールはフォーマルな場面で使います。
ですが日常はスニーカーですね。

さて、ニューヨークの女性は通勤時はスニーカーだとご存知でしたか?
スポーツ医科学の最先端アメリカでは、女性の未来に起こりうる転倒というリスクを20年も前から唱えています。

さて、
人は歩くときに脛の筋肉(以下:前脛骨筋)を60%以上も使っています。

前脛骨筋はココ

私たちは椅子から立ち上がる際も前脛骨筋をしっかり使い、その興奮を上手に大腿四頭筋に伝えて立位になります。

つまり、前脛骨筋は立ち上がるときから歩行中にかけて「身体活動中」には使えて当然の筋肉、いえ、使うべき筋肉なのです。
ところで、前脛骨筋がしっかり使えている(収縮している状態)とは、どんな時だと思いますか?
そうです、つま先を上げた状態の時です
ところがヒールを履くとどうでしょう?
前脛骨筋は使えていますか?つま先が下がりきった状態、つまり収縮ではなく伸びている状態になるのです。
ヒールを履いている間中、ずっと前脛骨筋は伸びきったまま…..
前脛骨筋の機能が悪くなると大腿四頭筋も当然のことながら弱化します。

そして、何かにつまずいて転びそうになった時にストーパーの役目をしているのも前脛骨筋なので、その機能がうまく使えないとするといとも簡単に転んでしまうことは想像できるはずです。
だから、スポーツ医科学の最先端アメリカでは、女性の未来に起こりうる転倒というリスクを20年も前から唱えているのです。

それ以外にも足腰から全身に及ぶ健康被害が続出しているから大変。
http://ashitoshinzo.com/2019-3-10-1/?fbclid=IwAR09CpETX-LIghxixiiriVl1CvXespTV8ZNqTgskkTI3OCiMROfxpImviP8

「でも、どうしてもヒールじゃないと仕事にならない!」
そういうクライアント様に私がご提案しているのが、トゥレイズという簡単トレーニング法です。

1時間ヒールを履き続けたら30回を3セットしましょう(わずか3分です)

東京都港区にある知り合いのモデル事務所では、知識豊富な指導者がヒールウォーキングするモデル達に必ずトゥレイズさせます。
エクササイズによって活性化された前脛骨筋や長母指伸筋は、裏側にあるヒラメ筋や腓腹筋を程よくストレッチすることになるので美しい下腿三頭筋を手に入れることができます。

身体のしくみを知ってるか、知らないか、では未来が違います。
きちんとした知識を得て、気づいた時に予防改善方法を実践してみましょうね♡

カテゴリー: 女性の健康