セレナーデ号の思い出2024/10/16
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naturally代表の南方和美です。
海外旅行のためのトレーニングを頑張っていたクライアント様が無事に帰国しました。
7月中ばに体調を崩されて入院、退院なさってからもスッキリしない日々が続いていましたが、
10月2日に出発されるということで、9月に入ってからは週に2回のトレーニングを3回に増やし頑張っていただきました。
私のトレーニングがない時は全てが車椅子行動です。
フライト中のトイレやセレナーデ号の階段上がり下りだけは自分の足で歩いてもらわないと困るので、涙が出るような努力をしていただきました。
トレーナーとしての私は、クライアント様の歩行動作の癖や、力の入るポジション、支える側の手を添える位置を何度も何度も確認して、ご旅行直前に同行するご家族に伝え動画を撮ってもらいました。
あまり運動・運動というとクライアント様が嫌になっちゃうかも?と思い、時にオセロゲームをしたり、脳トレで漢字の読み書きを競ったりして、自然に動くことや頭を使うことも取り入れたトレーニングを組み込みましたが、楽しんでいただけたと思っています。
囲碁の達人なので負けても仕方ないですね、って負け惜しみの私。
無事に出国されてから連絡が途絶えていましたが「無事に帰国しました」と娘さんからの連絡があったのは10月13日の夜でした。
報告の内容に涙が出ました。
「飛行機10時間のフライトで6回のおトイレ往復歩行をふらつかずに頑張っていました。南方さんから教わったように手を高めに持って誘導しました」
「機内の席からトイレ移動が30メートル。頑張って歩いていました」
飛行機や新幹線の中の歩行は、若い子だってふらつきますよ。
でも、繰り返し練習してきたことを記憶してくださっていたのでしょうね。
「左足をあと3センチ前に出してみてください」
「太腿を上げる時はここ(腸骨筋と大腿四頭筋)を意識してね」
不安定な飛行中、しかも前から後ろまでの長い距離をふらつかずに歩けたこと、そして何よりも自分の足でいこうという、その思いに感動しました。ありがとうございます。
セレナーデ号の最終寄港地のハンガリーにて、有名な国会議事堂のライトアップ。
クライアントさんの目にどう映ったのでしょうか。
この写真は私の宝物です。
クライアント様の人生に寄り添えること、思い出作りのお手伝いできること、私にとってこの上ない幸せです。
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