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Past reports 第14回 日本健康運動看護学会学術集会2024/02/16

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naturally代表の南方和美です。

Past reports
2023年11月4日 神戸大学神緑会館記念ホールで行われた第14回 日本健康運動看護学会学術集会で実践報告させていただきました。

神戸大学医学部の隣にできた神緑会館記念ホール。
まっさらの素敵なホールで学会が開催できたのは、整形外科領域、いえ、もっと言えばアスリートたちの神として有名な黒田 良祐先生(学会の大会長)のご尽力があってこそだと聞いています。
黒田先生とは朝から親睦会までご一緒させていただきましたが、その場にふさわしい配慮や立ちふるまいができる素晴らしい人柄の医師だとわかり感動しました。

「実践報告を発表していただけますか?」と事務局から話をいただいたのが梅雨の時期。
初秋にプログラムができあがり、確認した時の驚きは今でも鮮明です。
最後の発表、つまり大トリ!
抄録をつくるのも、資料をつくるのも、なかなかの緊張感をもって取り組みました(笑)


健康運動指導士の資格をとってから感じていたことは「医療と民間の連携は距離がある」でした。
国の仕組み、国民性、昨今の生活事情など、距離があっても仕方ない構造になっているので諦めそうになった時期もあります。
ですが、学会資料をつくりながら6年の活動を振り返ってみると、距離は確かに縮まっている手応えを感じました。
それは私自身の活動だけではありません、周りを見渡しても時代の流れが変わってきたように思います。

現場での活動を通して、医療側の課題や私たち健康運動指導士・トレーナーの課題がはっきり見えてくると、事象を俯瞰するチカラになりました。

2021年の第76回 日本体力医学会 三重大会で一般演題として採択してもらったメディカルフィットネスの重要性 https://www.m-naturally.com/topic/4942/ を、3年という時を経て再び発表することができて幸甚でした。 

実践報告①
整形外科医の樋口先生と企画した「なか整形外科 ✕ naturally 健康フェスティバル」は、日曜日の朝から多くの人が集まってくれて大盛況でした。
イベント終了後に整形外科医の樋口先生が「本当によいイベントだったね」と何度も言葉にしてくださいました。
整形外科医や理学療法士と共に「予防」という観点から構成したイベントは、参加者の満足度がとても高く、その空気感を樋口先生は肌で感じてくださったのだと思います。
第二弾をやりましょう!と約束しています。

実践報告②
日本健康運動看護学会の認定看護師(スポーツナース)とはマラソン大会やラグビー大会にて救護チームを結成。
メディカルスタッフとして負傷者の救護にあたりました。
健康運動指導士は医療行為をすることはできませんが、様々な場面で看護師および負傷者のサポートは可能です。
スポーツ現場メディカルスタッフの数はまだまだ足りません。
健康増進のためにスポーツ愛好家が増える曲線と共にメディカルスタッフの動員も増やす必要があると思うので、このような活動こそが「連携」と呼べるのではないでしょうか。

実践報告③
春日部中央総合病院ではリハビリ室の理学療法士・作業療法士・看護師と共に何度も勉強会をしました。
下肢救済センター 副センター長:寺部先生が考える多職種連携の理解で実現した企画は、コ・メディカルと運動指導者が互いの知識を交換しあう、とても建設的な時間になったと思います。
また、京都の皮膚科クリニックでは看護師向けの運動療法を「研修」というスタイルで介入し、半年後には外来の患者に看護師が運動指導できるというプログラムにしました。

20分の発表の間、真剣に聴講くださった医師・看護師・理学療法士・健康運動指導士・トレーナーの皆さまに心から感謝申し上げます。
また、学術集会を通して私自身もたくさん学ばせていただき、臨床現場で即アウトプットしています。

この学会をきっかけに以下の活動もご一緒させていただきます。
http://www.jssrn.org/cont10-001.htm

健康運動指導士として任務を遂行できるよう、2月24.25日にはBLS養成講習を受けます。
一生勉強
福沢諭吉の名言を噛み締めながら精進する所存です。

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