足半(あしなか)の話2023/09/21
カテゴリー: 可愛いおばあちゃんになるための教科書
naturally代表の南方和美です。
足半(あしなか)をご存知でしょうか?
鎌倉時代から戦後まで履き続けられた草履で、江戸時代に入ってからは長距離を走る飛脚が履いていたと伝わっています。
西郷どん(西郷隆盛)も足半を履いていますね。
大きさが足の半分ほどしかないので歩くのにどうかな?と思うでしょうが、実際は足にぴったり密着し動きやすい。
(このあたりは主観的な感覚ですので、人それぞれでしょう)
今のように道路が舗装されていない時代は、道を歩くだけでバランスが必要でした。
とかく生活が便利になり、昔の方に愛されてきた足半は「靴の文化」と共に姿を消しました。
現在は長良川の鵜飼いの鵜匠が自作の足半を履いて伝統を守っているそうです。
私は足ゆびをしっかりと意識し踏ん張ることができる草履や足半を、パーソナルトレーニングに使うことがあります。
特に浮き指の方には概ね良好なトレーニング効果が出ると感じています。
マラソン愛好家の方には裸足もしくは足半、あるいは藁草履を履いて砂浜を走っていただきますが、これがなかなか好評で「持久力がついた」と喜びの声をいただくことが多い。
私自身も裸足または足半でクライアント様と芦屋浜を走るシーンがありますが、自己分析してみてわかったことがあります。
それは、
自然に前傾姿勢になり足ゆびをきっちり使うと太ももが上がりにくい
太ももをあげるためのエネルギーを激しく消費しない、つまり持久力につながる。
なるほど!!だから足半を履いていた飛脚は長い距離をひたすら走れたのかもしれませんね。
仕事を通して、私自身が学び成長できている今を幸せに思います。
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