乳房を守りましょう2020/12/13
カテゴリー: 可愛いおばあちゃんになるための教科書
日本人で運動による予防効果が認められているのは乳がんと大腸がんです。
日本人女性5万人を対象とした調査から、特に閉経後の女性が運動およびスポーツを週3日おこなうことで発症率が30%も下がることが示されました(健康運動指導士テキストより)
前回のコラムでは食生活についてクローズアップしましたが、便利な時代になって身体活動量が減った現代で「運動不足」も大きな原因になっていることは紛れもない事実。
そして、まだ研究の段階ですが「睡眠不足と乳がんの発症率」も相関していることが示唆されています。
体内時計の乱れが原因という、まさに生活習慣。
昼間に活動して夜間は眠るような生体機能が私たちには必ず備わっています。
体内時計と呼ばれる仕組み。そこに大きく関係しているといわれているのがメラトニンというホルモン。
メラトニンは成長ホルモンの分泌を促したりがんの発症を抑える抑制遺伝子にも深く関わっているので、夜更かしが続き起床時間が遅くなる・夜中にスマホを見たり明るい照明にさらされメラトニンの分泌が減ってしまうと、どうなるかは答えは簡単ですよね。
運動不足だと眠くなりにくい。そりゃ当然です。
だって私たちは進化する過程で「身体を動かして睡眠を誘発する」という仕組みを自然に手に入れたのですから。
乳がんは30代から増加するというデータが出ていますが十分に知られていません。
若いうちから定期的に検診する必要があると思います。
がん細胞は10年から15年かけて増殖するので、10代で既にがん細胞ができている可能性だって否定できません。
日本乳癌学会によると自分でしこりに気づいて受診した人が70%以上だとか。
乳がんは身体の表面に近いところにできるので自分で発見しやすい、日頃からセルフチェックをしましょう。
乳がん検診は出来れば毎年することをお勧めします。
大切な予防法は食生活の見直しと運動習慣をつけることです。
睡眠不足にならないように体内時計を毎朝リセットすることも必要です。
(*体内リズムは地球が自転する24時間周期とズレがあります。最新の報告では一日あたり10分以上遅いと言われています)
リセット方法は朝陽を浴びながらの深呼吸と毎日同じ時間にカーテンをあけて太陽の光を浴びながら腹式呼吸をする、など。お試しあれ♡
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